福岡と下関で戦国旅!

 福岡と下関で黒田父子・小早川隆景・毛利秀元の足跡を追ってみました。終始興奮しっぱなしの楽しい旅となり、ますます彼らが好きになりました! 今回のブログでは人物ごとにゆかりの地を分けてみたので、ご興味のある所からお付き合い頂ければ嬉しいです

福岡下関旅メニュー

 
●黒田家入門 ー孝高・長政を中心にー
 吉川家から入って黒田家が気になり始め約2年。ようやくゆかりの地を訪れる事ができました。まだまだ不勉強ですが、初めての福岡旅を楽しみたいと思います!

・まずはここ、福岡市博物館侍展から!
1福岡市博物館入口
 ギャラリースコープ片手に熱心に見入っている方が多かったです。私が博物館行く時は大概空いているので、すごい熱気を感じます!

 刀剣では、石田政宗や黒田一成所用の肥後延寿など傷のある刀に惹かれました。刀剣って私にとっては観賞用美術品って感覚ですが、これら美しい刀を持ち主が実際に使用したのだと感じるとき胸が高鳴ります。きっとこの刀に守られたのだろうな…、傷を残すなんてセクシー…などなどいらぬ妄想始まっちゃう!

1福岡市博物館官兵衛
 甲冑は、写真でしか見た事ない子たちをこの目で見られる日がついに来た!って感じで、白檀塗色々威壷袖とか、白檀塗浅葱糸肩紫威壷袖&白檀塗五本篠半籠手とか、パッと見でゴージャスなやつが好きでした。
 毛利関連ゾーンには特に釘付けになりましたが、一番惹かれるのは個性的な当世具足の展示で、輝元所用の赤い奴や長政の一の谷など見れた時は「推しが!並んでいる!!ブォオ~!」と脳内でほら貝吹きまくってました。この興奮を誰にも伝えられないもどかしさよ……。

 写真で見るのと実物を目の前にするのだと注目したくなる部分が違いますね。「お前さん、縫い目そんな感じだったのか…」とか、普段とは違う部分に目が行きます。前期で厳島に帰って行った小桜ちゃんと長政の金襴軍袍見たかったなー。

 それにしても大規模な展示で、これ各地に見に行こうと思ったらえらいお金と時間がかかるし、それだけ考えても福岡に来る価値ありますね。私は福岡の神社いくつか回ったので、宝物がこっちに来てて現地で見れないやつ遭遇しましたが笑

1福岡市博物館長谷部と日本号
 刀剣乱舞やった事ないけど、音声ガイドレンタルしてパネル写真撮ってきたよ~。角度が悪くバランスが変になっちゃってますが実物はもっとカッコいいです!

 このポスターを撮ってる人が結構いて、なんでだろ?と思いつつ写真に収めました笑。ミュージカル御出演者のサインがあったんですね。
 刀剣女子に擬態できてる…!(勘違い)
1福岡市博物館ポスター
 「ムライ、福岡に集結!」 写真下手くそすぎて字が切れてます…。今後とも残念写真多いのでご了承ください😭


・黒田家墓所(崇福寺)
2福岡藩主黒田家墓所入口
 ついに来ました! 中に入ってみるとお掃除してる方がいて、大切に管理されてる様子が伺えました。
 こちら土日休日は門が開いているようですが、それ以外の日に行きたい場合は予約が必要だそうで、崇福寺さんではなく管理をしている福岡市文化財保護課までお問合せください。

 入ってすぐの所には如水と長政の案内板が!
2福岡藩主黒田家墓所如水
 パシャ!
 こういうのが設置されてると地味にテンション上がります。

2福岡藩主黒田家墓所長政
 パシャ!
 「なお長政の墓石は改装の際に新たに作られたもので、墓所南端に当初の傘の部分が残されています」 ですって!

 あっ、もしかしてこれ…?
2福岡藩主黒田家墓所笠
 看板最後まで読んでなかったので、撮った時はなぜひっそりと墓の帽子(?)が置かれてるんだろうとか思ってました笑

2福岡藩主黒田家墓所2
 こちらでは墓石が想像していた以上に大きくその威容に驚かされたので、小さいですがお写真を載せてみます。黒田の権勢までも感じられる気がします。

2福岡藩主黒田家墓所
 閑静で緑に囲まれ、とても環境が良いです。
 こちらの写真には如水公のお墓が映っていました。後ろの赤っぽいのがそうです。墓碑は"龍光院殿如水円清大居士碑 幷序"から始まり、細かい字でびっしりと如水公の事績が彫りこまれています(多分)。

 私にとって武将のお墓参りはとても大切な気がしています。本やネット等で情報を追っても追えた気がせず、所縁の地に足を運んだりお参りをして漸く少しは近づく事ができたかなって気がしてくるのです。この瞬間は感極まってしまいます(不審者くさくて申し訳ない…)。


・やってきました福岡城跡
 タクシーにのり、「福岡城の下之橋御門まで」と伝えます。しかし上之橋御門前に連れていかれ「福岡城の入り口はここですけど…」と3回くらい言われました。
 ごめん、でもやっぱり下之橋がいい…足疲れてるから😂
3福岡城下之橋御門
 こちらの門は当時と同じ場所に位置するとの事で、足の疲労を考慮し最初に行ったのですが、下之橋から見る人あんまいないよね笑

・下之橋御門&潮見櫓
3福岡城下之橋御門と潮見櫓2
 検索して見つけた服部英雄氏のこちらに目を通した所、
「地域の伝承でも上の橋門から入城する侍と、下の橋門から入城する侍では格の差があったとされている。」
「下の橋門が上の橋門よりは格下であったことを考慮すれば……(略)」(いずれもp145)
 と書かれていました。上之橋に案内してくれたタクシーの運転手さん、めっちゃいい人やん! ありがとう…!

3福岡城下之橋御門と潮見櫓
 私、今度来るときは上之橋にふさわしい侍になるからね!


・旧母里太兵衛長屋門
3福岡城母里太兵衛長屋門
 白が綺麗で、新しい建物にも見えます。

3福岡城母里太兵衛長屋門案内
 が、説明読むと古いっぽい!

3福岡城母里太兵衛長屋門2
 門の脇の部屋に住めそうじゃない? 住みたい!!

3福岡城母里太兵衛長屋門瓦
 母里太兵衛の家紋、釘抜紋の瓦。


・御鷹屋敷
3福岡城三ノ丸御鷹屋敷2
 晩年の如水がこの御鷹屋敷に移り住んだようです。ちょっと小高い所にありました。

3福岡城三ノ丸御鷹屋敷
 説明によるとこの場所は「本丸より高かりしかば、山をならしてひきゝ(低い)岡とし、如水公の兎裘の宅地(隠居地)とせられる」とあります。私なら老体で毎日ここの丘を昇り降りするの嫌です笑。
 あっ…それで思いたって検索してみたけど、如水さんが脚悪かったって話、初出が大正時代なんですね~。


・多門櫓
3福岡城多門櫓2
 多門櫓は、江戸時代から城内に残っている数少ない建物で、「石落」が備えられてるんだそうです。

3福岡城多門櫓
 長いです。内部は非公開ですが、一般公開される日もあるんだって!


・天守台
3福岡城天守1
 ここの風景めっちゃ好きです。向こうの角から侍がやってきてもなんら不思議ではない…!

3福岡城天守へ
 先へ進むと、道が細くなり曲がりくねっています。ワクワクする~~。

3福岡城天守2
 はぁ、はぁ(動悸息切れ)。結構上がった気でいたけど、まだ上がある様子。

3福岡城天守3
 ついに福岡の頂点に来たぞー! 
 天守台からの眺めです。泊まったホテルが見えます!
 福岡城は天守の存否が未だ分かってないようで、なかなかミステリアスお城なのですね。

 ミステリアスといえば二の丸看板に載っていたお綱の話
 掻い摘んでいえば、ひょんな出来事がきっかけで夫に浮気され顧みられなくなったお綱がやがて狂乱し、我が子をころしてしまい、なぎなたを持って夫の居る城へ乗り込むも返り討ちにあい、門の前で息絶えてしまうという悲しいお話です。
 お綱に救いがなさ過ぎる…切ない……。
 まぁ作り話かなーって思ったらそうでもないのかしら…? ミステリー!

・本丸跡
3福岡城本丸跡
 本丸には政務を行うとともに住居として使われた本丸御殿があったそうです。

3福岡城本丸の図
 福岡城本丸の図。こんな感じになってたんですね~。こういうの見ると、トイレはどこ?って気になります。


・福岡城むかし探訪館
3福岡城むかし探訪館写真スポット
 顔はめ長政くんウケる~! ここには福岡市史が置いてあって、適当に「資料編近世1」を手に取ってみたら景さま回でした。旅行ハイなので運命に導かれたかのように錯覚しました。

 模型大好き!
3福岡城むかし探訪館模型
 先ほど載せた福岡城本丸の図と見比べても本丸再現度高いようです。本丸広いなぁと思ったけど、この模型を見ると上のお堀沿いにも大きなお屋敷がゴロゴロしています。一体何の建物だろう?

3福岡城むかし探訪館櫓と城門位置
 家臣のお屋敷ゾーンだった! 福岡藩……すごいですねえ。


 (現在の福岡城周辺の地図)

 ではその家臣たち…、黒田家を支えた二十四騎の図をご紹介。
3福岡城むかし探訪館二十四騎
 まずは黒田一成さんの主張がすごいww 個性豊かな兜の中にあって、ひときわ目を引く銀大中刳盔旗脇立頭形兜…。旗差物と勘違いされ大砲の的にされたという話が残るそうで、正直超面白いです。

 もう一人目立つ方といえば村田吉次さん。菅正利さんも朱具足を着ていた話が残るそうで、二十四騎の図では赤っぽく描かれる事が多いけど、村田さんの場合いつも決まって全身朱色で描かれているので、どの二十四騎図みてもすぐ見つけられるはずです!

 個人的には毛屋武久さんの金のお饅頭兜が可愛いと思います!

 こちらは朱漆塗り合子形兜です。
3福岡城むかし探訪館合子形兜
 博物館でも記念撮影可能だったんだけど、あそこ出口だから必死な写真撮るの少し恥ずかしくて…。いや、やっぱ必死に取っとけばよかったなぁ……。ここでは上から下から撮りました笑

3福岡城むかし探訪館の黒田長政像/福岡市博物館蔵
 肖像画(本物)ってガラスを挟んで距離もあるし、案外小さかったり掠れてる事もあって肉眼だと目を凝らしてもよく見えない部分あるんですが、こちらのパネル長政公、大きくてめっちゃ良くないですか? 目頭が切れ込んでるし横髪サラッサラです!


・最後に上之橋御門。
3福岡城上之橋御門
 今はこんな感じ↑ですが、昔はこんな感じ↓でした。
3福岡城上之橋御門明治時代
 昔の建物写真、風情があってすごくいいなぁって思います。これが実際に使用されていたんでしょうねぇ。大変そそられます…!

 なんだかんだで大体一周できたかな。福岡城、でっかかったんだねぇ。昔の人は足腰が強いねぇ!


・光雲神社
 孝高公と長政公の法名から一字ずつ頂き「光雲てるも」と名付けられたそうです。こちらは福岡の黒田家マニア(!)の方にお勧めして貰った神社なのですが、私も全国の黒田家好きさんにお勧めしたい神社です!!

 御祭神は黒田勘解由次官孝高、筑前守黒田長政となっています。
4光雲神社
 七五三かな? きっと如水公長政公のように賢くて強い子になりますね!

4光雲神社大水牛兜
 ご覧ください、黒漆塗桃形大水牛脇立兜の銅像です。
 こんな像見た事ない! センス良すぎで見た瞬間「わぁぁ」ってテンション上がりました。

4光雲神社兜後ろ
 飾りの?紐が精巧です。はー写真撮る手が止まらない…!

4光雲神社母里太兵衛
 日本号を呑みとった逸話で有名な母里太兵衛さんの銅像もございます。

4光雲神社兜ツーショット
 ツーショット。と、尊いぃぃ。

 藤巴が至る所に見られます。こちらでお賽銭入れると驚きの仕掛けが。
4光雲神社の鶴
 なんと鶴が鳴いてくれるのです!
 ほゎぁ~なにこれめっちゃおもろ笑。
 お賽銭何回も入れてしまうわ~、さすが官兵衛さん策士~~(頭悪い)。
 どんな鳴き声か想像しながら、実際に参拝され是非ともご自身でご確認くださいませ!

 社務所では様々な授与品が置かれていました。
 これはもう黒田グッズと言って差支えないのでは…?
 孝高公・長政公のご神徳ある黒田家グッズとか最高すぎません??
4光雲神社御朱印帳
 これ見たら「ほ、ほしい!!」ってなっちゃいますよね(ニワカ面靴下は気にしないでください。勿体なくてまだ履けてません。お気に入りです)。


・太宰府天満宮
 黒田如水といえばキリシタンの印象が強いですが、ここ大宰府とは縁が深く、社領二千石、石灯籠、太鼓橋、縁起絵巻、夢想之連歌他多数寄進し、連歌屋を再興するなど天満宮の復興に尽力した事でも知られています。福岡城居館完成前の一時期は、大宰府天満宮の境内に隠棲していたそうです。
5太宰府天満宮太鼓橋
 如水寄進の太鼓橋。境内には如水が使用したと伝わる井戸や如水社もあるそうです! 九博はお休みでした……。

5太宰府天満宮天神縁起絵巻
 天神縁起絵巻(元和本)中巻。元和5年(1619)
 黒田長政が北野天神絵巻を書写させ奉納したもの。

5太宰府天満宮如水公夢想之連歌
 如水公夢想之連歌。
 慶長7年(1602)、如水・長政父子が奉納したもの。
 「松むめや末ながかれとみどりたつ 山よりつづくさとはふく岡」
 福岡という地名が初めて見られる史料なのだそう。

 色んな神社を巡ったので、その都度お御籤ひいたんですが(こういうのっていいのかな?笑 お賽銭+αのつもりで…)、大吉出たのはこの太宰府天満宮だけでした。
 これはめでたき~、めっちゃテンション上がるしすごく好きになる!笑


・水鏡神社
6水鏡神社2
 こちらは菅原道真公を祭り、福岡の天神という地名の由来となった神社だそうです。
 黒田家との所縁は、長政が1612年現在の地に移し、忠之が社殿を再建したとの事。

6水鏡神社
 都会にあってこぢんまりとしていますが、灯篭や像など色々置かれていて「可愛いらしい」と感じる癒しの空間です。

6水鏡神社3
 こちらにも御神牛とうそ像が居ます。御朱印もいただけます。初穂料は「お気持ち」で、御朱印初心者の私としてはちょっとビビりました…!


・東長寺
7東長寺3
 博多旧市街ライトアップウォークで行きました。

7東長寺2
 いきなり綺麗。

7東長寺5
 ほわー! 幻想世界!

7東長寺六角堂
 えっっ、めっちゃ有難い……。

7東長寺五重塔
 ここは極楽なのかと思いました

7東長寺案内
 こちらには福岡二代藩黒田忠之公、三代藩主黒田光之公、八代藩主黒田治高公のお墓がございます。

7東長寺黒田忠之公
 お墓の大きな写真は載せないようにしてるんですが、墓所も美しい光で彩られていましたので……黒田忠之公墓所。


 福岡、すっごいです!
 都会だけど至る所に寺社があり、どこへ行っても黒田の名が出てきます。黒田をめっちゃ感じられる街でした。また来たいな。
 このあとも黒田家ゆかりの場所が続々登場しますので、是非御覧ください!

次のメニューは…
景さま建築を見る。小早川隆景。

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Comments 2

There are no comments yet.
ぬくぬく先生 

すてきな福岡!

ご無沙汰しております!

お元気そうで何よりですし、最近の一連の福岡と下関で黒田父子・小早川隆景・毛利秀元の足跡シリーズの熱い記事を
拝見させて頂きますと、そのエネルギッシュな想いとあいかわらずの歴史ロマンへの造詣の深さがひしひしと感じられて
すごいと感じます。

福岡と言うと先日のホークスの日本一とか博多とんこつラーメン・明太子というイメージが強いですけど、実は実はこんなにも
すてきなスポットに溢れていたのですね!
特に福岡城の石垣や城壁は壮観のロマンが感じられますね。
そして博多旧市街ライトアップの幻想的光景の美しさは、もはやこの世のモノとは思えないものがありそうです。

  • 2019/10/25 (Fri) 14:45
  • REPLY
七日
七日

Re: すてきな福岡!

ぬくぬく先生お久しぶりです~! 読んでいただいて、コメントくださって大変嬉しいです😊 

ホークス優勝しましたね、福岡旅の時も気になってたので私も嬉しくなってしまいました。

そうそう、福岡っていうと明太子にラーメンなど食べ物がおいしいイメージですが、本当にどこで食べても、なんならスーパーで売ってるお惣菜さえもお味が良くてびっくりしました。もちろん博多ラーメンも、意外な事にさわやかでめちゃめちゃ美味しかったです!

福岡城と旧市街ライトアップは行ってよかったスポットの一つです。完成された美しいものを見る時、そして写真に収める時の興奮といったら! 本当にホントにすてきな福岡でした💕💕